• 自社でのプロジェクト管理統一から始まった。

    2008年7月に販売開始されたSaaS型グループウェア・プロジェクト管理システム「Time Krei」は、現在、利用企業700社以上に及ぶシェアNo1製品になっています

    当初は、受託開発事業を行う自社向けに、ExcelやMicrosoft Projectなど利用してプロジェクト毎に異なっていた管理手法を統一し、プロジェクトの採算性を見える化し、個別原価管理を行う為、開発が走り出したプロジェクトでした。

    しかし、企画が進むにつれ、技術者以外の営業職・事務職の生産性や、それらの職種を含めたBusiness Intelligence機能、さらに、全職員、特に営業職に対応できるようグループウェア機能の追加等、企画案が拡大し大きな開発プロジェクトへ変貌していくことになりました。そして、開発投資コストの大きさ、競合製品との比較などから、商用製品への開発推進の転換を決定し、販売ターゲットを定めて、再企画を進めていくこととなります。

  • 「全てがゼロ」からモノを産み出す。

    「Time Krei」のコンセプトの一つであり、最大の課題が誰もが使いやすいユーザーインターフェイス。直感的な操作を実現するUIを実装する為、Adobe Flexと、Microsoft Silverlight の2つの言語が候補にあがりました。2つの言語でそれぞれ、プロトタイピング・比較を行い、最終的にAdobe FlexとSeasar2の組合せを基盤として採用し、「Time Krei」のTOP画面であるスケジュール機能や、主要機能の実績登録、WBSなどのUIを実現する設計を開始していく事になります。

    しかし当時の社内にはAdobe Flexを扱った経験のある社員がおらず、ActionScriptコードを、様々な書籍やサイト、事例を調査しつつ開発しなければならず、さらには、「Time Krei」独自のUI処理は、自分達でコンポーネントから開発する必要性もありました。また、Seasar2とActionScriptのインタフェースや開発標準化など、試行錯誤を経て、当初の企画機能を搭載した「Time Krei」が社内や市場にリリースされたのは、始動から約1年後の事でした。

  • 試練の時を経て、市場が動く。

    「Time Krei」が参入したプロジェクト管理市場は、後発であり競合製品も多く、新規参入が厳しい市場である事は、企画段階から分かりきっていました。また、すでにプロジェクト管理ソフトやグループウェアを導入している企業が多く、乗り換えてもらうには、時間をかけて、「Time Krei」のメリットを説明し、商談を進めなければなりませんでした。しかしながら、リリースしたばかりの「Time Krei」は、商談を進めていくにつれ、製品力も弱く、「売り」であるUIの操作性も悪い状態だった事が明確になり、さらには、営業デモの複雑性も商談に影響を及ぼしました。先行する競合製品に打ち勝ち、満足度の高い製品にするため、お客様や、社内で利用する従業員からの厳しい改善要望にも真摯に耳を傾け、メイン機能であるスケジュール画面やWBS画面などを完全に作り直し、UIを徹底的に改善し、製品として不足として指摘されていた機能を追加開発する作業に、リリースからさらに1年程は費やす事になりました。

    これらの改善機能を搭載し、当初のサーバーインストール型の販売方式から、事業部やプロジェクトチーム毎といった単位で利用できるASP/SaaS型のライセンス方式に対応した事が転機となり、導入する企業が急増し出し、約700社以上の企業が活用するまでにシェアを伸ばしていく事になります。

  • 企業経営に貢献できるシステムでありたい。

    SaaS対応後は、過去の経験を活かし、お客様の声を積極的に取り入れた製品成長に着手し、Windows Azure(TM) Platformを活用してクラウド連携を実現したプロジェクト原価計算機能、ワークフロー機能も追加。さらに外回りの多い営業職に向けてのスマートフォン対応など機能拡張してきました。

    そして、販売開始から実に2年半を経て、後発製品でありながら市場認知度が高まり、数多くある競合製品のなかでも、Rich Internet Applicationsとしてプロジェクト管理とグループウェア、ワークフローを兼ねる「Time Krei」は、2011年2月に日経BP社が主催する「第4回 クラウドランキング」汎用情報系SaaS部門において「ベストサービス」に選出されるに至りました。

    今後は、本来のコンセプトであるプロジェクト管理の追及、人事ポータルといったヒューマンリソースマネジメント機能の追加など、『情報を知識に変え、行動にする』企業経営統治の主幹情報システムとして成長し続けます。

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